96年ホームページ制作にあたって


 現在、平和に関する様々な問題が日常の各家庭にテレビ、新聞などの情報網を通して伝わっています。 その中でも内戦、貧困、核問題については後を絶つことがありません。特に核問題については、深刻な 問題を多く抱えているのが現状です。

 中でも特に深刻だったのが多くの市民に反対の中おこなわれたフランスの核実験でした。 この報道に私達自身は怒りを覚えました。と同時に私達自身、何かをしなくてはという気持ちに 駆り立てられました。
 しかし、その一方で私達と同じ若者の中には核の恐ろしさ、悲惨さというものを深く考え、 討論したことはないでしょう。 原爆が投下された事実を昔の出来事として深く考えたこもないでしょう。 もし、このままの現状で戦争・被爆体験者がいない時代になった時、戦争・核兵器の恐ろしさを しっかり伝えていかないと、同じ過ちを繰り返してしまうのではないでしょうか。私達は今の現状に 危機さえ感じるようになりました。
 そこで、私達は第二の原爆を投下されたこの地長崎より世界に向け、『本当の戦争・核兵器の恐ろしさ、 悲惨さとは何か? 本当の平和とは何か?』と考え直すきっかけとなるべきものを発信することにし、 その手段を現在、高度情報化社会において、新しい情報メディアとなりつつあるインターネットを利用し ホームページを作成することを考えました。
 もし、このホームページを訪れたみなさんが平和に関する様々な問題を真剣に討論し考えるきっかけに なれば幸いです。実際短時間では充分に伝えたい事を作成するのは困難だったため、伝えたいこと全部を 掲載することはできなっかたことをはがゆく思っています。しかしこのホームページに訪れてくれた みなさんはきっと平和のことについて真剣に考えるような人達であると思っています。

                 96年度 制作者

                       緒方 隆史
                       小島  誠