Q1.昭和の15年戦争(日中戦争・大平洋戦争)はどんな戦争だったと思いますか?
  1.日本軍国主義による侵略戦争だった。
  2.日本によるアジア解放、及び祖国防衛の正義の戦争だった。
  3.日本と中国や連合軍(米、英等)の間の帝国主義戦争だった。
  4.そのいずれとも言えない。

中学生

高校生

大学生

一般
1

31%

62%

70%

62.5%

2

9.6%

6%

4%

5%

3

33%

16%

11%

5%

4

28%

17%

15%

27.5%



  •  1番の「日本軍国主義による侵略戦争だった。」という意見が多数派のようであり、これは昨年の調査結果からみてもこの戦争に対する一般常識となっているようである。
  •  3番の「日本と中国や連合軍の間の帝国主義戦争だった。」という意見については、年齢が上がるにつれて減少しているといった点が注目される。
  • Q2.日本軍が行ったとされている侵略・加害について知っていますか?
     
     

    中学生

    高校生

    大学生

    一般
    1位 真珠湾攻撃 真珠湾攻撃 南京大虐殺 真珠湾攻撃
    2位 満州事変 南京大虐殺 満州事変 従軍慰安婦
    3位 南京大虐殺 満州事変 真珠湾攻撃 強制連行
    4位 強制連行 強制連行 従軍慰安婦 南京大虐殺
    5位 従軍慰安婦 従軍慰安婦 強制連行 満州事変
    6位 731細菌戦部隊 731細菌戦部隊 731細菌戦部隊 731細菌戦部隊
    7位 三光作戦 三光作戦 重慶爆撃 バターン死の行進
    8位 重慶爆撃 バターン死の行進 三光作戦 三光作戦
    9位 バターン死の行進 重慶爆撃 バターン死の行進 重慶爆撃

  •  ここからはその信憑性は別にして、やはり学校教育よりもマスメディアの力が大きい事がわかる。
  • Q3.日本軍の侵略・加害行為への反省と被害者への補償の是非について。

    1. 日本政府は侵略・加害行為を率直に認め、被害者への国家補償を行わなければならない。
    2. 政府間の賠償だけで十分であり、被害者への個人補償など不必要なのでは?
    3. 「法的責任はないが、道義的責任を果たす為に、民間基金を募り、被害者を救援する」という日本政府の見解に従う。
    4. 南京大虐殺他、疑問が残るため、補償の必要は無い。
    5. .よくわからない。

      中学生 高校生 大学生 一般
    1

    27%

    47%

    52%

    22.5%

    2

    3.2%

    8%

    15%

    32.5%

    3

    7.4%

    16%

    11%

    7.5%

    4

    3.2%

    4%

    2%

    0%

    5

    56%

    26%

    21%

    37.5%

  •  中学、高校、大学では、昨年と比べても変化はみられないが、一般に関しては、1番の「日本政府は侵略、加害行為を率直に認め、被害者への国家補償を行わなければならない。」という意見が昨年では45%だったのに対し、本年度では22.5%と大きく減少している。それに対し、2番の「政府間の賠償だけで十分であり、被害者への個人補償など不必要なのでは?」という意見が、昨年の17%から32.5%へと変化した。また、4番の「南京大虐殺他、疑問が残るため、補償の必要は無い。」を選んだ人は0%となった。

  •