供養の碑


市内電車の蛍茶屋行で新中川町下車、逆方向へ少し歩くと、左側川添いに伊良林(いらはやし)小学校があります。運動場入口を入るとすぐ右側に碑があります。
 当時この校舎は海軍病院諫早分院の救護所で、被災者多数が手当てを受けましたが、死亡者も多く、運動場で荼毘(だび)に付され、遺骨は運動場の片隅にあった防空壕に埋められました。
 1979年6月、伊良林小学校PTA事務局へ匿名で、34年前の原爆の悲惨さを書いた手紙と7万1615円が寄せられました。さっそく匿名氏の善意を生かすため、供養碑の建立が決められ、同年11月、現在の碑が建立されました。この碑は伊良林校区の平和教育の教材として、生命と平和の尊さを子供達に訴えています。

                 ●伊良林町1-10 伊良林小学校校庭内